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現代社会のリスクを考える 暮らしの安全工学−15
■1 建築、環境を中心に現代社会の安全性について考える 1 社会に、絶対に安全なものは存在しないことをまず理解すること。 危機意識の欠如。安全は自分で守る。 誰かの責任であるという意識。安全は自分で守る。 2 自由競争社会の巨大化から発生した様々な問題を見てみよう。 経済性の優先から、安全性を犠牲にする。倫理観の欠如。 雇用形態の変化(派遣社員、アルバイト)による企業の技術力の低下。 3 物知りな年寄り等の知恵が失われ、経験のない知識で判断する。 経験から得られた複雑な問題を解く総合的視点が見落とされる。 4 デジタル社会(仮想社会と現実社会の交錯)での、人間の判断力の低下。 匿名性。倫理観の欠如。行動の安易さ。 5 地球環境に対する人間活動の影響力の巨大化。 19世紀に比べて20世紀、21世紀の爆発的人口増、技術の進歩。 農業への巨大資本の参加は、 20世紀の商業に起きたことを繰り返す。 ■2 地震時の安全性について考える 1 震度とマグニチュードを区別しよう 2 地震に伴う火災と消火活動 3 地盤の状態はそれぞれの場所によって異なります 4 水道、ガス、電気の復旧の遅れ 5 住宅を失う、風景を失う。 ■3 木造住宅の安全性 1 木造軸組工法の安全性 2 木造住宅の安全性チェックポイント 3 木造の耐震診断 A地盤基礎 ひびが入っていないか 1.0,0.8,0.7 B建物の形 平面的バランス 1.0,0.9,0.8 C壁の配置 南北、東西方向のバランス 1.0,0.9,0.7 D筋かい 入っているか 1.5,1.0 E壁の量 多いか 1.2,1.0,0.7,0.5 F老築化 古いか 1.0,0.9,0.8(シロアリ) ■4 防火と建築の安全性 1 個室ビデオ店で15名が死亡 2 個室ビデオ店 防火上の問題点 個室と廊下(避難通路)との間仕切りが、耐火構造の壁で防火区画されてい れば避難通路の安全性が確保できた。 廊下に排煙窓があれば廊下の煙を排出できた。(個室のドアが自動的に閉ま れば廊下への煙も防げた。) 避難口が、2カ所あれば火災と反対側に逃げることが出来た。 自動火災報知器が鳴り続ければもう少し早く避難できたかも知れない。 日常の防火訓練が出来ていれば、非常時にもう少しうまく対応できたかも知れ ない。(防火管理者の選定、スタッフへの指示) 3 防火と建築の安全性について考えるとき、建築基準法と消防法二つの法律が あります。 ■5 木造住宅の安全性−2 1 木造の壁量計算 1960年代に建てられた木造住宅を例に考えてみよう。 最初に気のつくところは何か。南側に壁が少ないことが気になる。 もう少し見てみると東側の玄関まわりも少ない。このように南北東西両方について 検討する。 改修工事の時は専門家に依頼して、壁量の確認をしましょう。 ■6 建築構造と問題点 1 様々な構造の安全性について 鉄筋コンクリート構造 マンションのように,防音性、経済性、耐久性の必要な建物 鉄骨造 駅舎、体育館の用に大スパンの建物 オフィスのように高層、軽量化の必要な建物 混構造 イギリスのジョージアンスタイル等20世紀以前の建築は 壁が石造で,床、屋根等の水平材は木造で出来ていた それぞれの部材の性質を利用して適材適所に使用する 2 耐震改修促進法 2006年耐震改修促進法が改正されより具体的に国が中心に なって実現していくことになった。 11981年以前の建物について公立学校はじめ公共建築を 耐震診断、改修する。 2 病院、高齢者施設その他重要な施設の耐震化をはかる。 ■7 建物の耐用年数 建物はどのような時に壊されるか 地球環境問題、CO2の排出量を減らす。 京都議定書以来、地球温暖化を防ぐためにCO2の排出量を減らす運動が 行なわれています。建物の耐用年数が長くなれば、それだけエネルギー消費が 減少します。建物を建てるためにはたくさんのエネルギーが消費されます。 メンテナンス(維持管理、修理) 建物のメンテナンスをすることが建物の寿命に大きく影響します。 ■8 地球温暖化防止を考える 建物の耐用年数とCO2排出量 住宅建設時のCO2排出量は、約30,000kg〜60,000kg 住宅の年間排出量は、約3,400kg 省エネ住宅による排出量の減少を1,200kgとしても 30年で住宅を建て替えてしまうと30年間の省エネ効果は なくなってしまいます。 したがって建物を壊さずに、出来るだけ長く利用することが 大切です。 「不都合な真実」のダイジェスト版を見る。 写真は「不都合な真実」ランダムハウス講談社より転載 ■9 地球温暖化防止を考える −2 映画「不都合な真実」から学ぶこと 暮らしの安全が失われる可能性 1 グリーンランドや、南極の氷が溶けています。氷が溶けると、太陽からの 熱反射ができなくなり、さらに加速度的に氷が溶けます 2 その結果、海水面が6m上昇し、マンハッタンはじめ世界の町が水没します。 3 海水温が上がり世界各地で、ハリケーン、大洪水、干ばつ等の異常気象 が起きています。 4 山の氷河が減少すると、ふもとの町が水不足になります。氷河は、徐々に 溶けることで町に安定して水を供給します。 5 20世紀になって過去とは比べ物にならない速度で人口が増えています。 食料問題、水問題がこれからの重要な課題です。 京都議定書について 1 地球温暖化防止のためには、その大きな原因とされる二酸化炭素の排出量 を抑える必要があります。 京都議定書で日本は、08年から12年の5年間の平均排出量を1990年に 比べて6%減らすことを約束しました。 内訳は、省エネルギーの徹底などで排出量を0.6%削減し、3.8%は森林 吸収、1.6%は国外の温暖化ガス削減事業への協力です。 2 しかしながら、2010年の温暖化ガスの排出量は90年に比べて、0.9から 2.1%増えそうです。従って目標達成には追加でCO2換算で、二千万から、 三千四百万トンの追加削減が必要です。 3 CO2削減のための取り組み(日経新聞記事参照) 政府は現在一人一日一キログラムのCO2削減運動 を展開中 1000g/冷房温度設定28度で83g シャワーの使用時間を1分短縮74g 公共交通利用で180g 主電源をこまめに切るで65g 太陽光発電を設置で670g 太陽熱利用温水器で408g 日本の人口を約1億人と仮定すると 一人一日一キログラムのCO2削減運動で 削減されるCO2量は一年間で3,650万トン になります。 ■10 地球温暖化防止を考える−3 省エネルギー法について CASBEEについて ■11 住宅の維持監理 人間が生きていく上で、最低限必要なものとして水があります。 阪神大震災等の大災害時に明らかになったように、給排水、 電気、ガスなどのエネルギーの供給、循環が壊れると 人間の生活に大きな障害が発生します。 給水システム、排水システム、電気エネルギー、ガスエネルギー ■12 建築と健康 空気の汚染について 1シックハウス症候群 2室内空気環境基準 二酸化炭素 1,000ppm、一酸化炭素 10ppm 浮遊粉塵 0.15mg/㎥、ホルムアルデヒド 0.10mg/㎥ 二酸化炭素 人一人当たりの二酸化炭素発生量は20L/h(0.02㎥/h) ■13 現代社会に見られるリスク 1 高層建築物からの避難 (2001年9月11日、ニューヨーク世界貿易センタービル、テロ事件) 1WTC1-69F/ 避難用車いすを利用して階段を下りる。(避難者四肢麻痺) 2WTC1-27F/ 一時待機場所に待機する。(避難者四肢麻痺) 3WTC1-12F/ 消防隊の誘導による一時待機避難。(多数の避難者) 4WTC1-78F/ 視覚障害者の避難。時間がかかるため階段では右側によって 道を譲る。 5WTC2-43F/ 聴覚障害者の避難.避難行動には支障無し。 災害情報の把握、多人数の避難には水平避難。 2 生活環境上の安全性 (住宅に置ける健康ハザードランク) 1 ヒートショック/温度差による浴室脱衣室での死亡事故。 3 気候変動のリスクと都市の安全 (地球温暖化の影響) 1厚生労働省は「不測時の食料安全保障マニュアル」を作成。 「農地、農業用水などの農業資源の確保」 自然資源を広域都市圏で確保する。 郊外から計画的に撤退し、中心市街地の住まいを再開拓する。 巨大化するリスクに対する対抗策が考えられ始めている。 以上暮らしの安全工学では、私たちの身の回りに起きている様々な 問題をまず理解することを目的としました。 #
by tsuka7072
| 2009-02-02 12:10
| 暮らしの安全工学
■住環境を考える 家政学概論−5
参考図書 家政学概論/介護福祉養成講座 中央法規 1バリアフリーデザイン すべての人々に利用しやすいようにする製品と環境のデザインを行なう。 ハートビル法、福祉の町づくり条例によって高齢者の移動の自由を 保障し、高齢者町での生活を支援する。 2モジュール 日本の住宅では900,910の寸法単位が使われている。 住宅改修でもモジュールを利用すれば簡単に間取りを 考えることが出来る。 ただし900モジュールは廊下幅が775以下になるので 車いすには対応が難しい。(800以上必要) そこで新しい家では1000モジュールも見られる。 3食事を行なう際に必要な空間(図−2) 給仕サービスをするためにはテーブルと壁との間は 900以上必要。(食堂のスペースは1人当たり2㎡必要) 4サニタリー(浴室、洗面、トイレ) 住宅を改修する場合、サニタリースペースを広げることが バリアフリー住宅を実現するためには最も重要。 それぞれ1800×1800のスペースは欲しい。(増築?) 5階段の勾配(図4−4) 住宅の階段は新しい住宅でも踏み面245蹴上げ200程度 のものが多い。昔の階段はもっと急勾配。 理想の勾配踏み面260蹴上げ170の階段の場合長さは 4000ほど必要になる。改修の場合他のスペースが小さくなる。 6住宅の動線(間取りで部屋のつながり方を見てみよう) 改修計画によって、キッチンを通らないと部屋に行けない。 というようなことが起こる。 7冬でも日が当たるリビング 快適な生活のためにリビングは南向きがよい。 注意すべきことは、冬の太陽高度は30度近くまで低くなるので 南側隣家の住宅の高さを検討しよう。 8部屋の明るさ(照度基準) 部屋の明るさは、昼光と照明できまる。 部屋によって必要な照度がある。 本を読むためには500lxから1000lx必要 照度を得るには、明るさは距離がⅠ/2になれば4倍になる したがって明るさが必要な場合はスタンド等作業面の近くに 照明器具を設置する。 9室内を演出するあかり 食事をおいしく食べたり、ゆっくりとリビングでくつろぐためには 照明による演出が有効。 照明器具を見せない間接照明は柔らかいひかりをつくる。 ペンダントは食卓だけを明るくする。 蛍光灯より白熱灯の色の方が食事をおいしく感じる。 (白熱灯色、昼光色の蛍光灯がある) 10太陽エネルギーを利用しよう 太陽の輻射熱は非常に大きいので、夏は遮断し 冬は取り入れる工夫をすると省エネルギーに効果的。 11住宅の断熱、換気、通風 快適な生活を送るためには屋根の断熱、換気、壁の断熱、換気 床下の断熱、換気が必要。 12住宅の防音、音環境 音が住宅内外に漏れないように壁、窓の防音性能を考える。 室内がうるさいと、音が聞き取りにくい。ストレスの原因。 13シックハウス(室内空気汚染) 改修工事に伴い新建材を使うことでシックハウスになる危険性がある。 フォースターの建材にも僅かなホルムアルデヒドが含まれている。 それ以外にも原因不明のホルムアルデヒド発生もみられる。 改修後は十分な換気が必要。 14バリアフリー住宅のポイント 1)住宅の出入りがフラット、スロープであること 2)廊下、出入り口の幅が車いすで通行可能なこと 3)浴室、便所、寝室、台所が入り口と同じレベルにあること 15高齢者のための住宅 1)住み慣れた住宅に住み続ける。 2)特別養護老人ホームに入居する 3)介護老人保健施設、デイケア棟で自宅復帰を目指す。 新しいメニューで高齢者専用住宅がある。 まだ元気なうちに将来を考え、バリアフリーで、介護、医療 のサービスが受けやすい高齢者専用の集合住宅に移る。 以上高齢者にとっての住宅を考えるキーワードを拾い出した。 #
by tsuka7072
| 2009-02-02 10:30
| 家政学概論(住生活)
家政学概論(介護福祉専攻1年生) 4温度、湿度、換気、風、光、音
高齢者の場合、外部からの刺激に対する感覚が低下しています。 さらに、身体的な適応能力も低下しています。 そのため、一般の人では問題にならない環境が 高齢者にとって負担になります。 急激な温度変化の負担。 体の発熱量の低下により、寒さに弱くなります。 読書等には、十分な照度が必要になります。 ■温度、湿度 住宅の快適な室内環境 1断熱/夏の太陽エネルギーを防ぐ 冬の室内の熱が逃げるのを防ぐ 室内の結露防止を計り、カビの発生を防ぐ 2省エネルギー/地球温暖化防止のためにも無駄に冷暖房のために 電気エネルギーを使用するのを防ぐ 地球温暖化が進むとさらに冷暖房のためにエネルギーを使う 悪循環に陥る ■換気 1高気密高断熱住宅になったために、人間がCO2を発生するために 住宅の換気について注意しなければならない。 人間一人当たり30㎥/hの換気が必要 これは6畳の部屋の空気が完全に入れ替わるぐらいの換気量 2開放式のガス給湯器を利用する場合は換気に注意しよう 現代の住宅は高気密でほとんど自然換気はない ■風 1住宅の屋根裏は暖かい熱を追い出すために換気口がある 2住宅の床下は、湿った空気を追い出すために換気口がある ■光 1採光/住宅は健康な生活のため床面積の1/7の窓が必要 2照明/部屋の明るさを確保するために照明器具を設ける 必要照度/読書1000lxから500lx, キッチン、ダイニング500lxから300lx, リビング(作業をしない)300から100lx 3照明の種類/シーリングライト、ペンダント、ブラケット、ダウンライト スポットライト 4照度を得るには/明るさは距離がⅠ/2になれば4倍になる 距離がⅠ/3になれば9倍になる したがって部屋全体の照明とは別にペンダント、スポットライト フロアースタンドで明かりを採る ■音 1住宅地の夜間の許容騒音レベル45db 2住宅地の昼間の許容騒音レベル55db 3遮音/マンションの住宅間の壁はコンクリートで出来ている。 病院、ホテルの間仕切り壁は、軽いボードで出来ている 遮音性能は壁の重さが重いほど高いので病院ホテル等 では遮音性能は低い 4吸音/ピアノレッスン室等で壁を吸音して室内の音を良くするが 吸音は遮音とは全く異なるので、となりの部屋に音が漏れない ようにするには吸音とは別に重たい遮音壁を設ける #
by tsuka7072
| 2009-01-26 10:30
| 家政学概論(住生活)
建築家から学ぶこと 環境デザイン研究室3回生ゼミ−15
■今日は、レポート「建築家の住宅に対する考え」を作成してみて それぞれが今考えている住宅を考える上で大切と思うことを発表して下さい。 それぞれの4年生の研究テーマにつながります。 1地域のことを考えないといけない。 参照建築家青木淳 日本の民家の中にコンクリート造はだめだと思う。 施主の暮らしを考える。 2廊下をつくらない。空間を区切らない。 参照建築家保坂猛 つながった空間を作りたい。 3プライバシーを重視したい。 参照建築家難波和彦 コミュニケーションも重視したい。 4人が暮らす。 参照建築家藤森照信 人が落ち着いて快適に暮らす。 部屋と部屋のつながりを考える。 緑化は必要。 5まわりのことを考える。敷地条件。 参照建築家吉村順三 シンボル、軸になるものを考え空間をつなげていく。 6地域の環境。 中国の民家 空間のつながり。 7見ていてインパクトのあるものをつくる。 参照建築家伊東豊雄 素材が重要。 8住む人にとっての快適性。 参照建築家藤森照信 空間のつながり。 外と中の関係。 屋根の緑化はまわりの地域とあわない。 9時間の移り変わり。 参照建築家坂本昭 季節の移り変わり。 自然が見える。外の景色が変わる。 ■学生が選んだ建築家/レポート提出。 1 吉村順三から学ぶ 吉村順三ギャラリー 2伊東豊雄から学ぶ 3藤森照信から学ぶ 4難波和彦から学ぶ 5青木淳から学ぶ 参考 ■ゼミの進め方 0、一人の建築家が設計した住宅から学ぶ。 住宅は、その時代時代に、さまざまな考えで作られて来た。 1、一人の建築家の設計した住宅を3つ選ぶ。 どのような考えで作られたかを知ろう。 2、一人の建築家を自由に選ぶ。 思いつかない人のために参考建築家を紹介します。 清家清、吉村順三、吉坂隆生、林昌二(雅子)、宮脇檀 内藤廣、安藤忠雄、藤森照信、妹島和世(西沢立衛)、五十嵐淳 大阪では、竹原義二、坂本昭 ■では、ゼミの具体的な進め方について。 1、建築家を選ぶ。選んだ理由をレポート。 2、建築家の3つの住宅を分析。レポート。 3、建築家の住宅に対する考えをレポート。 4、建築家の代表作を参考に住宅を提案する。 データで送っていただいた資料の開かない人の分はjpegでアップしました。 6藤森照信から学ぶ 7保坂猛から学ぶ 8中国から学ぶ 9坂本昭から学ぶ #
by tsuka7072
| 2009-01-21 10:30
| 3回生ゼミ
日本建築学会総合論文誌 2009年1月号から学ぶ 暮らしの安全工学−13
■ 高層建築物からの避難 (2001年9月11日、ニューヨーク世界貿易センタービル、テロ事件) 1WTC1-69F/ 避難用車いすを利用して階段を下りる。(避難者四肢麻痺) 2WTC1-27F/ 一時待機場所に待機する。(避難者四肢麻痺) 3WTC1-12F/ 消防隊の誘導による一時待機避難。(多数の避難者) 4WTC1-78F/ 視覚障害者の避難。時間がかかるため階段では右側によって 道を譲る。 5WTC2-43F/ 聴覚障害者の避難.避難行動には支障無し。 災害情報の把握、多人数の避難には水平避難。 ■ 生活環境上の安全性 (住宅に置ける健康ハザードランク) 1 ヒートショック/温度差による浴室脱衣室での死亡事故。 2 ハウスダスト/ダニ、カビなどのアレルゲン 3 タバコの煙 4 一酸化炭素 5 犯罪、テロ 6 アスベスト 7 農薬 8 電磁波 ■ 気候変動のリスクと都市の安全 (地球温暖化の影響) 1環境省「地球温暖化影響・適応研究委員会」では、都市においては 異常気象による生命・資産の損傷、日常生活のストレス、生活の場の喪失 交通機関、通信施設への影響、感染症の増加や、農産物物価上昇など グローバルな作用への適応戦略が検討されている。 2世界経済の資源収奪により影響を受ける。 エネルギー供給の制約から、コンパクトな都市。 3低炭素型の環境モデル都市の提案。 有機廃棄物からの再生エネルギーや、自然エネルギーの利用。 4厚生労働省は「不測時の食料安全保障マニュアル」を作成。 「農地、農業用水などの農業資源の確保」 自然資源を広域都市圏で確保する。 郊外から計画的に撤退し、中心市街地の住まいを再開拓する。 以上、巨大化するリスクに対する対抗策が考えられ始めている。 #
by tsuka7072
| 2009-01-19 12:10
| 暮らしの安全工学
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