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暮らしの安全工学 3木造住宅の安全性
ドイツ環境都市ミュンヘン 中央駅 目的 安全性の判断基準になる知識と知恵について考える。 判断基準 When,Where,Who,What,Why,How 現在、日本、クライアント(経済力)、住宅(公共施設)、目的、工夫 絶対的に正しい判断はない。 時代、国、経済力によって安全性の基準は変わる。 キーワード 消費社会の中で安全性を高く売りつけられないように、お金を かけない解決方法を頭で考えてみよう。 最新の知識と昔の人の知恵から学ぶ。 テーマ 構造の安全性について ■構造の安全性 1積載荷重に対して 2風圧力に対して(台風) 3地震力に対して ■構造力学 1ラーメン構造(鉄筋コンクリート造、鉄骨造に多い) 2ピン構造(木造に多い) 3キャンティレバー構造(片持ち梁) ■構造の安全性 1破壊 保有耐力(終局強度、どのように壊れるか) 2変形 変形により破壊が生じることもある。ドーム等 3震動(共振) 橋の設計では重要 ■木造の耐震診断 1960年代に建てられた木造住宅を例に考えてみよう。 最初に気のつくところは何か 1南側に壁が少ないことがきになる。 2(もう少し見てみると東側の玄関まわりも少ない。) このように南北東西両方について検討する。 3(さらに両端1/4の部分についてみて見る。) 壁がバランスよく配置されているか検討する。 4簡単な耐震診断法 A地盤基礎 ひびが入っていないか 1.0,0.8,0.7 B建物の形 平面的バランス 1.0,0.9,0.8 C壁の配置 南北、東西方向のバランス 1.0,0.9,0.7 D筋かい 入っているか 1.5,1.0 E壁の量 多いか 1.2,1.0,0.7,0.5 F老築化 古いか 1.0,0.9,0.8(シロアリ) 1.5以上安全、1.0〜1.5一応安全、 0.7〜1.0やや危険,0.7未満危険 例えば、0.8×0.9×0.9×1.5×0.7×0.9とすると0.61(危険) ここで壁の量を1.0とすると0.87になる。(やや危険) このように壁量を増やすことで改善することが出来る。 授業ブログ http://tsukab.exblog.jp/
by tsuka7072
| 2007-10-08 11:19
| 暮らしの安全工学
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