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暮らしの安全工学 11健康と建築
ドイツ環境都市 ミュンヘン駅 ■はじめに 11回、12回、13回はゼミ形式で行ないます。 11回目は健康をテーマに(身体的、精神的) 12回目は防犯、近隣をテーマに 13回目は子供高齢者をテーマに 学生とともに考えてみます。 ■健康であるために 学生発言 1 Hマンションの騒音(上の階の音) 上階を歩く音が気になる。精神的ストレス。 「これは、マンションの床材を、カーペットからフローリングへの 改装工事を行なったときに発生することがある。」 2 M雨漏り 雨漏りは衛生的に悪い。 「雨漏りから、天井裏、壁内部にカビが生えたりする。」 3 Tシックハウス 新築建物などで、フォースターの建材を使わないと起こる。 「改修工事に気をつける。改装工事の場合、建材のチェックが 緩い。改装後すぐに使用する。」 4 K下水のにおい においも精神的ストレス。 「トイレの床の排水目皿に気をつけよう。一週間に一度は水を補給 市内と封水が切れる。」 5 I排気ガス 道路横の住宅。 「信号のある交差点横は、騒音も大きく、排気ガスの発生も多い」 6 Tすきま風 建具の立て付けが悪いとすきま風に悩む。 「昔の家はすきま風があったが、高気密高断熱の家では24時間換気 が必要になる。シックハウスの心配。ガス器具による一酸化炭素中毒 の心配が発生する。」 7 Bハウスダスト 「マンションでは、ハウスダストを心配して、カーペットからフロー リングへの改修工事が行なわれたが、それによって騒音問題、シックハ ウス問題が発生した。」 8 N部屋が狭い 部屋が狭いと精神的に疲れる。 「確かに狭い部屋に長時間いると、ストレスが発生する。さらに窓がな いなどすると閉ざされた感覚が強くなる。」 9 Kカビ、結露 窓の下枠、木製部分にカビが生える。 「窓面の結露が原因で窓枠等にカビが発生します。窓面の結露を防ぐ ことはなかなか難しいので、窓わくしたのところにトユをもうけ結露 水を貯めて蒸発させる方法もとられる。」 10 K一酸化炭素中毒 室内でガス器具を使ったりした時に危険。 「ガス燃焼に伴い酸素不足になると一酸化炭素が発生します。 部屋の換気を行ない新鮮空気を取り込みましょう。」 ■健康であるためにから学ぶこと 一つのことを改善しようとすると別の問題が発生します。 昔の知恵に頼らない現代生活では、一つの問題を解決することに 考えが偏り、全体のバランスが壊れているのではないでしょうか。 ■建築の安全性 すべての時代に安全性は確保出来るのでしょうか。 建築の安全性は、角が尖っていて危ないとか、手すりがないとか 段差があるとかそんなレベルのことではないようです。 いつの時代にも建築は基本的に完全に安全ではありません。 また、道は安全ではありません。 プラットホームは安全ではありません。 都市は安全ではありません。 地球は安全ではありません。 このような基本的なことを理解した上で安全性について考えるという 姿勢がなければなりません。 完全に安全でないことを前提に、どの程度の安全性を確保するかを 考えることが大切です。 構造、防犯、バリアフリー、健康的材料をテーマに完全に安全な建築を計画 しようという考え方に問題があります。 人は自分の判断で安全性を選ぶのです。 誰のせいでもありません。 自分が選んだことなのです。 安全性を獲得するためには、日常の手間ひまをかけることも必要です。 努力をせずに安全性を確保しようとする現代人の姿勢こそが問題では ないでしょうか。
by tsuka7072
| 2007-12-11 19:31
| 暮らしの安全工学
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