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地震時の安全性について考える(暮らしの安全工学)
今回は地震に関連して発生する問題について考えてみましょう。 2007年度授業の内容についてはHOMEを選択し、暮らしの安全工学を参照して 下さい。 テーマ 阪神大震災から学ぶこと 1 震度とマグニチュードを区別しよう マグニチュードは、震源地での地震そのものの大きさです。 それに対して震度は、各地域での揺れの大きさを表す数値です。 もともとは気象庁の担当官が震度を判定していましたが、1996年以降 機械化されました。建築の安全性では、震度5弱と震度5強で受けるダメージは 大きく異なります。震度6弱では木造住宅の倒壊の危険性が高くなります。 次回木造住宅の耐震診断法、補強についてお話しします。 2 地震に伴う火災と消火活動 地震災害の中で火災によるものは大きな割合を占めています。建築物の安全性を 考える場合耐震性能と、もう一つ耐火性能も重要な要素です。 また消防車の消火活動のためには、幹線道路沿いの建物が倒れて来ないように それらの耐震化が法律化されています。 3 地盤の状態はそれぞれの場所によって異なります 建物の地震に対する強度を確保するためには、地盤の状況をよく把握しておく 必要があります。必ずボーリング調査をしましょう。(地質調査) 阪神大震災では、海岸の埋め立て地付近では地盤の液状化現象で住宅は大きな 被害を受けました。 4 水道、ガス、電気の復旧の遅れ 都市生活で、普通に利用しているこれらの設備が止まると日常生活に大きな 不都合を生じます。高層マンションでこれらの基幹設備がダメージを受けると 自力で対応しなければなりません。このように構造的な安全性以外にも多くの 問題が現代都市にはあります。 5 住宅を失う、風景を失う。 最後に、住宅を失うこと、風景を失うことが、人間に与える心理的影響の大きさ についても十分考えて地震災害に対応する必要があります。阪神大震災で 大量の住宅を撤去したことは果たしてそれでよかったのだろうかと考えます。 残念ながら、壊れかかった古いものを改修して使い続けることは、壊して 建て替えるよりも費用がかかります。コスト、効率以外の価値観がないと できません。
by tsuka7072
| 2008-09-29 12:10
| 暮らしの安全工学
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