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木造住宅の安全性−2 (暮らしの安全工学ー 5)
今日は木造住宅の安全性について考えてみよう。 1 木造軸組工法の安全性 木造の構造の特徴としては、接合部が自由に回転するピン接合であることです。 鉄筋コンクリート造、鉄骨造は接合部が固定されて回転しない剛接合になって います。したがって木造の場合は、壁に斜めの筋交いを入れるか、合板を貼って 壁が変形しないように補強します。 2 木造住宅の安全性チェックポイント 地盤については忘れることがありますが、重要な項目です。特に新しい住宅地は 造成工事で盛り土、切り土の敷地があります。盛り土部分は、地耐力が小さいこと が多いので、ボーリング調査で確認しましょう。杭工事が必要なことも十分考えら れます。地耐力が3t/㎡以下の場合べた基礎にする必要があります。 建物の形状がでこぼこしている場合、地震時の水平力が加わると偏心により 部分的に大きな力が加わり壊れることがあります。補強が必要です。 壁が偏って配置されている場合も同じように、やわらかい部分に変形が生じて 壊れることがあります。 建物の重さを軽くすることが重要です。軽いと地震時に働く水平力が小さく なります。 木造の場合土台と柱をしっかり結びつけておくことが重要です。阪神大震災以降 端部の柱付近にホールダウン金物の設置が義務づけられています。 筋交い、構造用合板は壁の長さの算定で、壁の長さを1.5〜5倍までの範囲で 長く算定できます。 3 木造の壁量計算 1960年代に建てられた木造住宅を例に考えてみよう。 最初に気のつくところは何か。南側に壁が少ないことが気になる。 もう少し見てみると東側の玄関まわりも少ない。このように南北東西両方について 検討する。 必要壁量を算定します。 0.33×64=21.12m 1階の床面積 64㎡ 必要壁量は、瓦屋根の場合33cm/㎡(床面積当り)、金属屋根29cm/㎡ この建物の壁量を図面から拾う。長手方向14.4m、短手方向14.1m すべての壁に筋交いが入っていれば倍数1.5をかけることが出来るので 14.4×1.5=21.60m>21.12m(必要壁量) 14.4×1.5=21.15m>21.12m(必要壁量) したがって、筋交いが入っていればぎりぎり安全です。 改修工事の時は専門家に依頼して、壁量の確認をしましょう。
by tsuka7072
| 2008-10-27 12:10
| 暮らしの安全工学
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